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協働ロボット用エンドエフェクタ Collaborative Robot End Effector K³HAND

協働ロボット用エンドエフェクタ

近年、バイオ・理化学実験、創薬実験、化粧品開発実験、外観検査など、人と一緒にタスクを行う協働ロボットが急増しています。協働ロボットには、省スペース性や、設置容易性等の観点より、小型軽量化が求められると共に、多種多様なタスクを実現するため、器用なエンドエフェクタが求められています。また、エンドエフェクタが人に接触した場合にも、人がケガをしない安全性も求められています。
Orbrayは、その解決方法として、協働ロボット用ロボットハンド「K3ハンド」をリリース致しました。「器用(Kiyo)」「小型(Kogata)」「軽量(Keiryo)」を両立した新しいコンセプトのロボットハンドです。
各能動関節に、非接触型出力軸エンコーダ、クラッチ機構を搭載したOrbrayオリジナル小型ロボットサーボを使用し、小型軽量でありながら、多指で可動域が広く、指がワークの形状に沿うように持てる「なじみ把持機能」、指を閉じたり、広げたりする器用さと、人との衝突時、クラッチ機構によりケガを回避できる安全性を実現しています。
高可動域、指の開閉により、様々な指姿勢、指先配置に対応し、異形状な物を様々な姿勢で把持可能です。
また、指毎に把持機能と器用動作の役割を分担させることにより、例えば電動ピペットなどの理化学機器の「把持」と「操作」の両立も可能です。
さらに、3本以上の指を均等配置することにより、把持の際、ハンドとワークのアライメントがずれていても、把持動作に伴い、自動的にワークを手のひら中心に引き込むため、比較的ラフな位置決めであっても持つことが可能で、シャーレ、ウェルプレートの把持に適しています。
8DOF*多指ハンド最軽量の290gで、業界最小サイズの協働ロボットアーム(可搬重量500g)にも適合し、アーム作動時の慣性力を加味しても、ペイロード**100gを確保できます。

*DOF(Degree of Freedom )=自由度=アクチュエータ数
**ペイロード=有効荷重のこと

プレスリリース

アットプレス社のプレスリリースに掲載されました。 
ロボットハンド“K3ハンド”発売  分注作業を一手に担います!

特徴

1. 器用=擬人化=多指・多関節
広い可動域 異形状ワークを様々な姿勢で把持

2. 小型・軽量(重量290g)※取付フランジ除く
小型協働ロボットアーム可搬重量(~500g)に適合、ペイロード100gを確保

3. 安全 =クラッチ搭載、エッジレスデザイン
人との衝突時、衝撃を吸収

仕様

最大長さ(全開時) 290mm 安全対策 各関節にクラッチ搭載
サーマルシャットダウン機能搭載
重量 290g 制御方式 コマンド制御
指数 3 通信方式 接続1 COBOTTA専用通信方式
接続2 外部UART通信
自由度 合計:8DOF
拇指(Clever):4DOF
他指(Standard):2DOF
※他指→なじみ把持機構
電源電圧 DC24V
フィードバック信号 サーボ出力軸角度
モーター電流
可搬重量 100g

協働ロボット用エンドエフェクタ デモ

K3ハンドを遠隔操作する!(千葉大学) NEW!

近年、危険な災害現場での作業、遠隔就労など、人に代わって働く遠隔操作ロボットの開発が活発で、汎用的なタスクを行うため、器用なロボットハンドが必要となっています。人間の手と、ロボットハンドには構造の差異があるため、マスタースレーブ制御にて自在に操作することが困難でした。マスター(操作者の手)の把持動作データを圧縮して低次元特徴量に変換した後、スレーブ(K3ハンド)に送信し、K3ハンドに適した把持動作データに復元することで、操作性が向上しました。

※千葉大学大学院工学研究院機械工学コース 並木明夫准教授ご提供

K3ハンド/COBOTTAが分注作業を一手に担います!

新型コロナウィルスが猛威を振るう中、細菌・ウィルス検査数が急増すると共に、新薬の開発が急務となっていますことはご存じの通りです。でも、従事者(医療及び研究員)数には限界があります。K3ハンド/ COBOTTAが、従事者のみなさまの代わりに24時間働き続けます。写真、動画はその一例です。分注作業、試験管把持・操作などのタスクに合わせて、「器用」な動作と、自由な操作が可能です。 私たちは、この未曾有の事態に、お役に立ちたいと考えています。ぜひお問合せ下さい。

K3ハンド/COBOTTAは、新薬開発、化粧品開発をサポートします!

様々な原料を掛け合わせて試作品を作りながら処方を設計し、各種評価・分析、安全性試験を 何回も繰り返す新薬、化粧品開発。試作回数が何百回に達することもあると言います。 K3ハンド/COBOTTAが、研究者のみなさまの代わりに、これらの実験を行います。 動画のように、試験管の把持・操作のような「器用」なタスクが可能です。

>その他の動画はこちら<


外観図・可動域

【可動角度範囲】

    拇指 他指
第1関節 内外転 -90~90° 0~120°
第2関節 屈曲 -50~130° 0~120°
第3関節 屈曲 -90~90° 0~90°
第4関節 屈曲(指先) -90~90° 0~90°

構成

タスクに合せて指先チップ交換可能

システム概要

※「COBOTTA」は株式会社デンソーの登録商標です

超小型サーボ

1. 小型/薄型

業界最小サイズを実現
2. 小型ロボットの関節に沿う円弧形状

3. 高耐久のクラッチ内蔵

破損防止&安全性確保
4. 非接触ポテンショメータ

K3ハンド用コントローラ

K3-CB-01カタログ

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